こんにちは、さおり(@iropon30)です。
たまにTwitterをのぞくと「ある程度勉強したら、知り合いや懇意にしているところに営業してみよう!」なんて書いたりしているけれど、それは違うんじゃないかなと思ったりします。
初学者の方のレベルや境遇によっても違ってくると思いますが、
そういうツイートをリツイートやいいねしている人の中に、
「この人には任せられないでしょ…」と思ってしまうポートフォリオの方がちらほらいます。
そういう方々が、ある程度勉強したし、デザインもコーディングもできるから
制作会社に営業したりしても良いんだ!今度いつも行っている美容室に営業しようかな?
なんて思うんだろうな…いや、これで成功するのどれくらいなんだろう?と思ってしまいますね。

先日拝見させていただいた記事です。経験者が思うことがギュッとまとまっていますね。
ということで、実案件を受けていい人になろう!そのためにはどうすれば?という話をかいておきます。
未経験Webデザイナーは「相談相手がいるかどうか」が大事
上記の記事にも書かれているように「自分の家を未経験の大工に任せられるか」ということが書かれていますが、
人間誰しも未経験の状態が1度はあるわけです。
未経験の人はどうやって経験を積んでいるかというと…それは先輩の元で実務を通して学んでいますよね。
私は技術もある!勉強もしたから申し分ない!と思っていても、
どこかで必ず壁にぶち当たる…はず。そんなときに相談できる人(経験者)が必要だと思っています。
先日美容室に行った時に美容師さんに「お客さんの髪を切るまでにどれくらいかかるんですか?」と聞くと、
お店によりますが、早くて1年、遅い人は5年以上たっても切らないよと。
「学校出たてで、いきなり切ったり独立したりとか無いのですか?」と質問してみると、
なかなかないよ。壁にぶち当たるポイントがあるから、それをサロンで学んで…って感じだと思うよと。
最初から教えていても、その時になったら忘れたり、焦ったりするから実務を通して先輩から学ぶと思うと。
いや、これ…Webデザイナーも同じですよね。
まずは小さな業務から行い、経験を積んでだんだん大きな業務を行っていく。
目標をもって、そこにどうたどり着くのかを考えながら仕事をしていく必要があるのではないかなと思っています。
未経験から会社員になるのとフリーランスになる違い
「相談できる人」…社内にデザイナーがひとりしかいない!ということも十分にありえますが、
ひとりで起業しているのでなければ、職種は違えど、相談できる人はいるはずです。
未経験からフリーランスになると、なかなか「相談相手」や「教育」というところが無いまま
実務に入ることになるわけです。(案件をお願いされたら…ですが)
会社員であれば部分できな修正や制作からスタートできる可能性が高いです。
例えば、コーディングであれば、文字修正や画像の差し替え、更新業務などが想像できますね。
デザインであれば、テンプレートバナーの作成や簡単なレタッチ作業、提出前のチェックなどが挙げられます。
修正や軽微な複製作業から、徐々にできることを増やしていくようになると思います。
このように会社員は段階を踏めることが多いですが、フリーランスは最初から最後までひとりです。
本当に全部できるようになっているのであれば問題ありませんが、最初のうちから全部するのは相当困難です。
ぜひ段階を追って行くことをおすすめします。
会社員で段階をおって作業を行うことは、将来役に立つ可能性大
会社員になると、デザイン以外にもすること(雑務)もあります。
ひとりでホームページをつくれると思ったのに!こんな雑務ばかりになるなんて!と思うこともあるでしょう。
ですが、雑務も自分の仕事に活きてくる内容だと思いますし、
実際の業務フローや制作のノウハウなどを学べるいい機会です。
会社員はこれを「お給料をもらいながら」できるんですよね。
面白くない仕事も多いかもしれませんが、将来役に立つこともたくさん散りばめられているとおもいますので、
ひとつひとつ丁寧に行っていくことが「案件を受ける」近道になるかもしれないですね。
まとめ
いきなりお客様の案件を受注するひと、それをお客様の期待を越えて納品することもあるかもしれませんが、
多くの方が「下積み時代」を経て、一人前になっていくのではないでしょうか。
相談できるひとがいて、小さい作業からコツコツと段階を経て行くのが、一番の近道だったりするかもしれませんね。