こんにちは、さおり(@iropon30)です。
転職活動をするときに、「大手がいいかな?ベンチャーがいいのかな?」と考えることはありませんか?

個人的には大企業かベンチャーか?と比べるよりも、自分のしたいこと、企業のビジョンや方向性を考えていいご縁があるところで働くのがいいのかなと思いますが、この「大手とベンチャーを比べてみました」という話題はよく出てきますね。
今回はこの「大手かベンチャーか」という前に、あなたがベンチャー企業だと思っている会社は本当にベンチャー企業なのか?というところに焦点を当てて記事を書いていきます。
ベンチャー企業の定義をすりあわせよう
経済産業省はベンチャーについて「起業にとどまらず、既存大企業の改革も含めた新しい取組みへの挑戦である」とベンチャー宣言で記載していますが、ベンチャー企業の定義は明確なものはありません。

発信する企業が「うちはベンチャー企業だ!」と言えば、ベンチャー企業です。若い人が多いから、制度が整ってないから、ベンチャーと言ったほうが聞こえがいいからなど理由は様々です。
ベンチャー企業に就職したい!と言っている方も多いですが、ベンチャー企業に就職したい理由はなんでしょうか?自分が考えているベンチャー企業の定義やメリットを整理して、志望する企業が発信しているベンチャー企業の定義やメリット・デメリットを比較してみることが大切です。
考えている「ベンチャーのメリット」が当てはまらない企業もある
以前にも記事にしましたが、「代理店営業の会社」や「制作会社」がベンチャー・スタートアップ企業と発信して求人を出していたりもします。

裁量が大きいと書いてあるけど、自分の思う裁量の大きさの定義と大きなズレはないだろうか?とか
常に新しいことに挑戦できると書いてあるけど、新しいことをチャレンジしているのは上層部だけだったり、新しく入る人のための謳い文句だったりとか
実力次第でキャリアアップが可能と書いてあるが、肩書はもらえるけど給料があがらないとか、
経営層との距離が近いと言いながら、思ったほど交流がないとか、近すぎてペコペコしなければいけないとか
意思決定のスピードがはやいと書いているが、自分が思うはやさとズレはないだろうか?
家庭の事情で転勤など考慮してもらいやすいと言っているが、経営者の好き嫌いで采配が決まったりしないか?
書かれているメリットは本当にメリットか?自分の思うこととズレがないのかを見ていく必要があるかなと思います。
自分がしたい仕事をする中での少しのズレならば許容できると思いますが、仕事内容すらも自分の思うベンチャーのような仕事でなかったら?なんのために転職したのか?ということになりかねません。
まとめ
就職する際は、規模だけ見るのではなく自分の適性や、やりたいことができるかなど、様々な視点で考えることが必要です。企業規模ではなく「したいこと」を考えて、ミスマッチをなくしたいですね。