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わたしは飲食店のメニューデザインに何を求めているのか?〜メニューをどう提案するかを考える〜

こんにちは、さおり(@iropon30)です。
新型コロナウイルスの感染者数も減少傾向にあり、飲食店でお酒を飲めるようになってきて嬉しい限りです。

こういうときこそ個人店に!という気持ちで、近くのお店を調べて行ってみることに。
今回は「飲食店のメニューへの印象」と「メニューを提案するには?」などなど、その時思ったことを書いていこうと思います。

目次

久しぶりの外食と見にくいメニュー

先日自宅の近くの居酒屋に行き、お腹いっぱい食べて、たくさん飲みました。外で美味しいものを食べながら飲めるって幸せですね。

ちなみにこちらの居酒屋、少々お値段高めですが、すべて美味しかったです。また行きたい!!また行くと決意を固めています。

素敵なお店ですが、気になったことが。それは「メニューが見にくい

・縦書きと横書きが入り混じっている
・唐突にカテゴリーがかわる(お肉を見ていたら同じような感じでいきなりお魚になる)
・写真がどのメニューの写真かわからない

などなど…とりあえず、見にくい

こんなに美味しかった、もう私がつくりなおしたい!そう思うくらいでしたが、
そもそもメニューをつくりなおしたら、飲食店側にどんないいことがあるといえるだろう。

メニューが見にくくても、私はまた来たいと思った。
メニューが見にくくても、繁盛している。
メニューが見にくくても、料理は美味しい。

どんないいことがあるかを説明して、お仕事をいただくためにはどうしたらいいのだろうと考えたことを書いていきます。

そもそも飲食店側は「困っていない」

昼は少し贅沢な定食屋、夜は小料理屋という感じの居酒屋になる店舗。
昼夜問わずお客さんで賑わっています。私も予約していきましたが、予約無しできたお客さんには「今日は満席で…」と断る様子も。

ここだけ見ても、飲食店側は見にくいメニューを出していても困っていない気がします。
仮に何かに困っていたとしても、メニューが解決の糸口になるようなことは無いだろうなと。

メニューが見にくくて困るのは私。だけど困っていても美味しいからまた来る。

だから飲食店側はメニューを変更する手間や時間、料金を他のところにあてたいと思うんだろうなーと想像できます。

ではこの見にくいメニューを変えてもらうには、どういう風に提案したらいいのかを想像しながら楽しいひと時を過ごしていました。(これ職業病なのかも。いい酒の肴になりますが…)

どう提案するのが良いのかを考える

色々考えていた時に、日本政策金融公庫とてもいい資料を公開していると話題になっていました。

この資料から考えると飲食店側がメニューを変更して得られるメリットは「客単価をあげること」ですよね。
予約もたくさんで繁盛している、そんな飲食店のメニューは見にくくても問題ないけれども、
改善することでもっと客単価をあげることができるかもしれない!

例えば、週末の入数、売上やよく出たメニューをヒアリング。よく出るメニュー、利益率の良いメニューを聞いてみます。

よく出るメニューが利益率が高い商品であれば問題ないのですが、もし違った場合は、店がたくさん出したいメニューを、お客さんに「食べたい!」と思ってもらえるメニューをつくりませんか?という提案のチャンスですよね。

上記の資料にも書いてある「あなたが飲食店のメニュー表を見て、思わず当初予定していなかった料理を注文したくなるポイントは何ですか?」という問いに対して、食欲をそそる写真が一番多い回答結果になっていますね。もちろん写真も大事ですが、料理を注文したくなる写真を適切な場所、大きさで訴求するメニューが大切になってくるんじゃないかな…と思っています。

また「売上は客数×客単価であり、さら客数は「既存客」と「新規客」に、客単価は「注文単価」と「注文数」
に分解できます
」とあるように、売上をあげるために客数と客単価をさらに分解して、どこにアプローチするのかをまずは見定めようというような内容がかいています。

新規客を集客することに注力するのであれば、あまりメニューは必要ありませんよね…
客数は困っていないけど、客単価がもうすこしあがればいいなぁ…と思っているのであれば、メニューの提案はとても有効ですよね。

余談:ホームページとメニューの提案はあたりまえだけど別です

私はある程度Web制作を勉強したら実案件を!知り合いやよく行く飲食店、美容室にホームページを提案しましょう!という人が苦手です。

理由はホームページはデメリットにもなるからです。
ホットペッパーで予約していた人が、検索でホームページに行ってしまったけど予約できずに離脱してしまった
他にもホームページをつくったけど、更新されていなくて本当に大丈夫?となってしまうケース…など、デメリットの想定がいくらでもできるからです。

だけどすでにあるメニューが見づらい、もっとこのメニューが出てほしい!と野望を抱いている飲食店ならどうか。
メニューは納品後、結果が出なかったり悪ければいつでも元に戻せます。(ホームページはわざと戻さず別料金です!みたいなこと言う人やバックアップを取らず戻せない人とかいるらしいです。…メニューは店側に原本がありますしね!)

新規客で「メニューが見にくかったからもう二度とこない!」という人はほぼいないでしょうけど、電話番号が見つけられなかった、予約サイトに(変なホームページがあるので)たどり着けなかったために、予約できなかったなんてことは想像がつきますよね。

先日の記事でも書きましたが、一人前じゃなくても案件を受けたいときは、きちんと面倒見てくれる人の存在を探しておくのがいいと思います。

まとめ

わたしが何を求めているか?というところから、飲食店側が何を求めているのか、というところに話を広げてみました。

繰り返しますが、飲食店のメニューがどんなものであっても、私はそんなに気にしません。大事なのは素敵な時間を過ごせたとか、満足度が高いとか、美味しい!とかだと思いますが、評価軸は人それぞれですね。

なにか提案したい!と思っているあなた。とりあえずつくるホームページよりも、価値ある提案をできるかもしれませんよ。

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この記事を書いた人

インハウスデザイナーとして奮闘している昭和生まれ。日々精進・日々勉強をモットーに、制作人生を謳歌しています。いまはサービスつくってみたい!という衝動に駆られています。

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