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どんなデザインが得意ですか?の質問の返答にもやもやした

こんにちは、さおり(@iropon30)です。

デザイナーであれば一度は聞かれたことがあるであろう質問「どんなデザインが得意ですか?
自分なりの答えは最近決まっているのですが、他のデザイナーさんの返答を見てもやもやした話を書いてみます。

個人的には、聞かれた人によってこたえを変えなければいけないような質問な気がしますが。
ということで、なんでもやもやしたのかと、自分なりの「どんなデザインが得意ですか?」に対する返答を考えていこうと思います。

目次

もやもやしていること

どんなデザインが得意ですか?」という質問に対して、デザイナーさんのインタビューや自己紹介で、「やさしい、おしゃれ、かわいいデザインが得意です」や、「シンプルなシャープ寄りのデザインが好き」というのを聞くたびにもやもやしていました。

なんでこういう返答にモヤモヤするんだろう…ということを、もう少し深く考えようと思います。

目的や課題解決を考えると…

デザインって、課題を解決するための手段だと思っています。どんなデザインが得意ですか?と言われた時に、「やさしい、おしゃれ、かわいいデザイン」と言われると、「見た目を良くすることが得意だよ」って言われているような気がしています。

そして、そのような答えを求められる場は「とりあえず見た目を良くしてほしい」と思ってるのかなあと思ったり。

個人的には見た目のデザインは、ある程度の年次があれば、ある程度は実装できると思っています。(とんでもデザインみたいなことはあったけれども…)

トンデモデザインから思うこと

このサイトをデザインした「自称デザイナー歴12年」の方は見た目ももちろんトンデモですが、中身もトンデモでした。

上記のサイトは「採用サイト」でした。「Indeedにクローリングされるように設定します。※必ずクローリングされるとは限らない」と企画書に書いていました。

必ずクローリングされるとは限らないのであれば、きっと無料での掲載を希望しているんだ!(有料だと必ず掲載されるから)無料枠を希望しているのであれば、キーワードをある程度記載しなければいけないな…という事を肌感でわかるのですが、デザインを見ると募集要項のみでした。仕事内容も1行だけ。

これではクローリングされても表示されないよ…と思いつつ、ディレクターさんに意見するも「もうデザインは通ってしまったから変更はできない」と。世の中にはこういう仕事がまだたくさん溢れているんだなぁと感じました。

個人的には「課題解決できるように考えていること」が重要で、見た目のきれいさはどうでもいい…とは言いませんが、課題解決を考えられるデザイナーが、「見た目のこだわり」を疎かにするとは考えにくいんじゃないかなと思います。

「事業軸」や「例」で話をすれば楽

例えば、私は元採用系の制作会社にいたので「派遣会社や人材紹介会社のサイト」や「採用サイト」の制作は事前知識があるので、キャッチアップがはやいとおもいます。

あとは考えたデザインを形にしていくプロセスが好き、とかは言うかもしれないです。考えたものを形にしていくのが得意です。みたいな。

つい先日も「得意なデザイン」の話になった時に、「得意ではないけれども、炎上系のプロジェクトを鎮火して正しい方向に進めるのが嫌いじゃないし、むしろ得意」とおっしゃっていた人がいて、それもまたひとつのスキルだと感じました。もちろんモヤモヤしません。

まとめ

ついつい「見た目」に目が行きがちではありますが、デザイナーに求められるのは問題解決ではないだろうか。そう思っているからこそ、「得意なデザインはなんですか?」で見た目の返答をする人にもやもやが募ってしまいます。

ソフトやサービスが充実して、それこそ「いい見た目のデザイン」はだれでも作れるようになってしまうのではないか?ルーチンワークが嫌で、おしゃれな職業につきたいから「Webデザイナー」を選んだなんて言っているけれどもやっていることはルーチンワークに置き換わりそうと思ったりします。

考えて、考え抜ける、思考体力を持ち合わせたデザイナーになるべく、進んでいきたいなと改めて思ったのでした。

見た目の価値提供ではなくて、見た目を含めた問題解決の価値提供を行えるデザイナーでありたいです。

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この記事を書いた人

インハウスデザイナーとして奮闘している昭和生まれ。日々精進・日々勉強をモットーに、制作人生を謳歌しています。いまはサービスつくってみたい!という衝動に駆られています。

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