こんにちは、さおり(@iropon30)です。
今日はたま〜に見る、「フリーランスでよかったこと」や「フリーランスでないとやってられなかった」発言について、思うことを書いてみようと思います。個人的にはどっちがいい、優れているなんてことはなくて、その人の人生観とか置かれている状況で違ってくるかなと思います。
それなのに「フリーランスでよかった!」と言ってしまうのはどうかなと思います。というか、フリーランスの働き方も様々ですしね。日々思うことを書いていきます。
フリーランスとは
フリーランスとは、会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人のことです。おもにライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどの職種において、個人で仕事をしている人のことを指すことが多く、自分の才覚などで仕事をしている人といえるでしょう。
引用: freee
今回の記事は「デザイナー」や「エンジニア」のフリーランスのことを指して書きますが、他にもマッサージ師でフリーランスになっている方など、業種は様々です。フリーランスで家で仕事できてよかった!というのは、別にフリーランスだからではなく、職種や仕事の仕方によって変わってくるのになぁと思ったりしますね。でもTwitterは140文字だし、自分の職種公表しているから書かなくても行間読めって感じでしょうか。
フリーランスだから病院に行きやすい?
「フリーランスになってよかったのは病院に行きやすいこと。平日でもちょっと体調が悪いなと思ったらすぐに行ける。会社員の頃は無駄な使命感で病院に行きづらかった。自分の代わりはいない」とおっしゃっている方がいて。
まずフリーランスだから病院に行きやすいわけではなくて、「自分の裁量で働けるから」病院に行きやすいと思いました。フリーランスのデザイナーであっても、懇意にしている方とのミーティングや打ち合わせが入っていたら?どうしても入稿しなければいけない仕事があったら?サイトオープンの時間と重なっていたら?フリーランスのデザイナーが「病院に行きやすい」わけではないと私は考えます。そういう安易な言葉で、フリーランスで良かったと言ってしまうのはいかがなものかな?と思いました。
次に会社員の頃は無駄な使命感で病院に行きづらかった。これは言われている方の会社がそうなのであって、一言で言えないと思います。私も以前の会社だったら、仕事があって行きづらいというのはありましたが、今の会社は行きやすいです。
そして最後に「自分の代わりはいない」。そのとおりなのですが、自分の代わりがいないから、病院に行きづらいのでは?と思います。お付き合いのあるお客様やそれぞれの環境によって違うので、「フリーランスになって」なんて言葉つけてほしくないなと思います。今はそういう言葉を言うと注目されたり、拡散されたりしやすいみたいなので、そういうのを狙っているのかもしれません。
フリーランスだから介護も子育てもなんとかなった
介護や子育ては、「在宅で仕事&フリーランスだからなんとかなった」こういうツイートもたまに拝見します。病院の例と同様で、裁量をもって働けているからなんとかなったと思います。
あまり会社員の権利の話をしたくないですが、会社員であれば介護休暇、育児休暇、産前産後休暇もとれたりします。また、会社によってはフルリモート、フルフレックスで働ける会社もあります。
そして、一言でなんとかなったと言っても、例えば業務量を調整して収入を減らしてなんとかなったの「なんとかなった」なのか、夜中時間ができたときに働けて収入はそのままで「なんとかなった」のでは全然違いますよね。
病院の例と同じように、業務を調整できなかったら?契約中だったら?違約金があったら?など、考えなければならないことはたくさんあります。
まとめ
フリーランスで一線で活動されている方、され続けている方は本当にすごいと思います。ただ、中途半端な方もいらっしゃるのも事実。そういう方の「フリーランスでよかった」を鵜呑みにせずに自分の環境や置かれている立場でひとつひとつ考えるべきだなと思いました。