最近では当たり前の働き方になったフリーランス。
「自由に働きたい」「キラキラ働きたい」「旅をしながら働きたい」という方におすすめの働き方!というようなキャッチフレーズをよく目にしますよね。
誰でも消耗しない働き方&誰でも稼げる&すぐに稼げると思っていませんか?そんなに甘い世界ではないです。
今回は、そんなフリーランスに興味を持つ皆さんに、甘い世界でないことやフリーランスになるためのポイントなどをご紹介していきます。
昔と今のフリーランス事情
フリーランスという働き方は元々ベンチャー企業が多く生まれた2014年の時代に、ITエンジニアの需要が高まったことで需要を高めました。企業で持つIT知識も多くなく、特別な人材としてフリーランス契約が交わされていました。
しかし最近のフリーランスはというと、様々なクラウドソーシングサービスの普及により、どんな人でも簡単に始められる働き方だと思われがちです。
誰でも始められる分、競争率は高く、業界は激化しているのが事実です。「副業感覚」「簡単」「自由な生活」という言葉に踊らされ、魅力を感じ軽く足を踏み入れた人に対しては、非常に厳しい時代になりつつあります。
昨今のコロナウイルスなどでリモートワークが進んでいることから、経験者(現役)の方の副業も増えています。
未経験の方の「副業」と、経験者(現役)の「副業」がライバル関係にある…どちらが受注するか確率的には経験者のほうが多いと思います。
フリーランスと言うと聞こえはいいけれど
フリーランスというと「場所を選ばず働ける」「時間に拘束されない」などその自由な働き方と呼ばれている部分に魅力を感じる方が多い印象です。
しかし、自由がある一方で、同時に自身が請け負う仕事内の全ての責任を一挙に背負う必要があります。
開業届が受理されれば、誰もがフリーランスになることができます。
たとえ運よくすぐに仕事が舞い込んできたとしても、一枚の業務委託契約書の内容により「納期が遅れた場合の損害賠償請求」「すべての損害賠償をフリーランス側が受け入れる」など無茶苦茶な契約をさせられてしまうということも少なくありません。
このように、仕事の獲得・契約・進行・金銭授受など仕事に関わるすべての責任は事業主である本人にあります。
フリーランス=自由というのは意外と間違いなのかもしれませんね。
(それにWebデザイナーが労働集約型の仕事であることから、もうすでに自由ではないですしね。)
自分を守るために、きちんとしたリスクヘッジできますか?
フリーランスという働き方は、自分の身は自分で守らなければなりません。そのためにきちんとしたリスクヘッジを身につける必要があります。
まずは下記のことに気をつけましょう。
正式な契約書を結ぶ
知識がなければ無茶な契約書を結ばされる可能性も大いにあります。そんなことにならないよう、契約書を隅々まで読み込み確認することが必要不可欠です。自信がなければ、弁護士さんに相談するのもひとつの手です。
お金の知識を身につける
フリーランスとして働くということは会社員と違って収入が安定しません。
そのため、税金や収入・支出のバランスなどお金に関しての知識は人一倍つけておく必要があります。
体が資本!メンタル・フィジカルの強化
フリーランスは自身の体が使えなければ仕事になりません。誰かに頼ることもできないので、自身の体調管理・メンタル管理も重要です。会社員のように健康診断が義務化されているわけでもありません。自分の体のこと、心のことをよく知り、ベストパフォーマンスが出るように整えていく必要があります。
未経験からフリーランスで成功するためのポイントは?
成功するフリーランスになるためには「目標」「積極的」「臨機応変」「強い信念」の4つがポイントとなります。
常にどんな仕事をしたいのか、どんなサービスを届けたいのか目標を持っていて、
自身で積極的に新しい情報を掴み、それぞれの案件に対してニーズを見極め臨機応変に対応できる。
フリーランスはアスリートのようなイメージがあります。
常に練習(勉強)を欠かさない、自分が活躍出来る場(働く場)は自分自身が勝ち取らなければなりません。
そして最後に一番大切なのは、何を提供するか、そしてより良いものを提供したいという強い信念です。
フリーランスとして生きていく覚悟をもとう
フリーランスという自由な働き方をしていく上で、大切なのはライフスタイルの全てを自身でコントロールできるようになるということです。
働き方の中で、どのような知識をつければいいのか、どのように仕事を進めるべきなのかを積極的に考え、日々学び続けると同時に自身のプライベートも同時の充実させることで人としての価値もあがるでしょう。
フリーランスに憧れるよりも、きちんと自分自身をコントロールしてフリーランスとして生きていく覚悟を持つことが必要になってくると思います。