このご時世で副業やフリーランスを目指す人も多いのではないでしょうか。
そんな中でも人気の高いWebデザイナー。
最近では「簡単になれる」「すぐに儲かる」などのキャッチコピーをよく目にします。
ですが、実際のところはどうなのでしょうか。
そこで今回は、Webデザイナーの実態をご紹介するとともに、
現在求められているWebデザイナーになるための「第一のステップ」をお教えします。
Webデザイナーの実態は?
最近では、個人と個人、会社と個人がデザインやライティングなどのスキルを自由に売り買いできるクラウドソーシングサービスなども多くあります。
そのため、フリーランスとして働くことへのハードルが下がりつつあります。
誰でもできる時代になったからこそ、ただWeb制作するだけの単純な仕事の単価は年々下がっています。
また、個人で仕事をするとなるとクライアントファーストとなり、納期や特急対応などに追われることもあります。
フリーランスで「働く場所が自由」というのは、とてもいい条件ですが、
デザインは機密保持などの関係上、カフェや旅先などむやみやたらに人の目があるところには危険も多いです。
Web制作ができるから!と言って安易な考えから始めてしまうと痛い目に合う可能性も…
「早く稼ぎたい」「手に職をつけたい」「空いた時間で効率よく稼ぎたい」「自由に働きたい」こんな理由からWebデザイナーへの転身を考えている方は特に注意が必要です。
WEBデザイナーは意外と儲からない!?その理由とは?

まず、ここでは、Webデザイナー=Webサイトを制作する人という前提で話を進めていくことにします。
そのWebデザイナーがなぜ儲からないのかを具体的にご説明していきます。
求めている高単価な案件は少ない
実態でもお話したとおり、近年Webサイト制作の単価はどんどん下がっています。
理由としては、クラウドソーシングサービスサイトなどで誰でも簡単にフリーランスとして得意分野を活かすことができる世の中になっており、請け負う側の競争率があがっていることがあげられます。
10年以上前に比べるとWeb制作の技術ももかなり浸透しているため、簡単なWebサイトであれば個人で無料フォーマットを利用し、制作することができます。
そのようなサイトは、月数千円で制作依頼をすることができます。
このようなWebの普及・個人の活躍によりWebデザイナーの高単価なお仕事はどんどん減っているというのが現実です。
すぐ得たスキルでまともな仕事を獲得することは難しい
最近では、なんでもネットを使えば方法を調べることができ、クライアントもそれなりの知識をつけて依頼をするケースが多いです。
そのため、少し知識をつけてもすぐに本格的なWebデザイナーとしての仕事をもらうことは難しいというのも問題のひとつです。
ましてや、実績や経験が浅いと分かれば「△△という業者は〇〇円でやってくれる」「最近では修正をタダでしてくれる業者もある」などと他と比較され、無理なお願いをされるケースを多くなるでしょう。
便利な世の中であることが仇となり、初心者Webデザイナーには厳しい世の中となっているのです。
そもそも、企業は自社採用できないスキルや経験を持った人をフリーランスとして迎え入れたいのに、未熟な未経験のフリーランスを高単価で迎え入れたいと思うでしょうか?
それでもWebデザイナーになりたいあなたへ

どの仕事にも困難はつきもの…
それでもWebデザイナーになりたい!と思う方は「Web制作のその先を考えること」をおすすめします。
今までで説明したとおり、Web制作は勉強すれば誰でも習得できる技術となっています。
しかし、Webサイトは制作して終わりではありません。
Webサイトを運営し、「Webサイトで物を売りたい!」「Webサイトで会社を有名にしたい」などその先の“収益”がどんなWebサイトにもあるはずです。
この“収益“を考えられるWebデザイナーが必要とされいます。
そのため、ただ良いデザインを制作するのではなく、Webサイトの課題解決をしながらWebデザインを進めることができるWebデザイナーになるための力をつけましょう。
求められるデザイナーになるために
ではそんな「求められるデザイナー」になるためにはどうしたらいいのでしょうか。
自分のWebサイトを運営してみましょう
まず、始めてほしいのは「自分のWebサイトを運営すること」です。
自分自身で、どのようなことをすればアクセス数があがるのか、収益はどのようにあげるのか。など実践してみることが重要です。
自身のサイトすらも運営できなければ、クライアントのWebサイトをデザイン・運営するのは不可能に等しいです。
さらに、自身のサイトの収益があがれば、それを実績として仕事の獲得へと繋がる可能性も広がります。
自身のWebサイトを運営することは、知識や経験に繋がるだけでなく、仕事獲得の糸口になるものでもあります。
どうしてもWebデザイナーになりたい!という熱意のある方は「自身のWebサイトの運営」に注力してみてはいかがでしょうか。
その先の将来も見えてくるかもしれませんよ?