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デザイン添削(レビュー)はひとりから受けるほうが良いのだろうか

こんにちは、さおり(@iropon30)です。

デザインをしていると、この部分もっとどうにかならないかな?他の人の視点が欲しい…と思うことがあると思います。そんなときの有効な手段のひとつに「先輩にデザイン添削をしてもらう」ことがあげられます。

まず「デザイン添削を受ける」というのもひとつのハードルです。そのハードルを越え、師事しているひとにデザイン添削してもらうのは勇気のいることです。「いま、デザイン添削をしてもらっている」のであればそれはひとつステップアップしているはずです。

ただ、ずっとひとりから受けていると「本当にこれでいいのだろうか?」「もっと違う目線は?」というように、不安になったりもするのではないでしょうか?また、添削をする身としてもデザインは必ずしも答えがあるものではないので「私の意見だけで凝り固まらないだろうか…」と悩むこともあります。

今日は「デザイン添削はひとりからのほうが良いのか?」ということやより良くデザイン添削を受けるためには?ということを考えてみたので、自分なりに書いてみます。

目次

複数人から受けてもいい!けれども「落としどころを持つこと」を意識すべき

結論としては「複数人から受けてもいい」と思っています。ただ、慣れないうちはあれもこれもと色んな人から言われたものをすべて反映して「結局よくわからないもの」になる可能性が高いです。

慣れていないうちは1対1が良いかもしれません。しかし自分より先を行く人から受けるアドバイスは様々な気づきを与えてくれます。人には得手不得手があるので、Aさんが気付かない部分にBさんが気付くということもあると思います。

ひとりからでも複数人からでも、添削を受けるのであれば「どういうデザインにしたいのか?」「どういう風に意見をまとめ上げるのか」「意見をいただいた人に状況の説明をし、納得してもらえるようにする」ことを意識して添削してもらうことをオススメします。

自分でまとめあげる力をつけ、落としどころを持とう

先述しましたが、慣れないうちはあれもこれもと取り入れて、「結局よくわからないもの」になることも多いです。

添削ではありませんが、クライアントの担当者さんが複数人いて、あれもこれも修正して!と各々が好き勝手言い、全てを反映して結果全く良くないものが出来上がったというのはよく聞くあるある話。そしてこれは添削にも言えることです。

添削の目的は「添削前よりも、良い(良いの定義もそれぞれですが)ものにする」ということだと思います。

添削(フィードバック)の意義は、個人的には大きく2点あり「この部分を変えたらよくなりそうだけど、どう変えたら良いかわからない」という変えたい部分がわかっているところをどうするのか?という部分と「自分では気付かなかった部分に違う視点から意見をもらう」といった新しい気づきを得る部分があげられると思っています。

どこまで修正するのか、どんな風にしたいのかをある程度考えておいて、添削の場に行くことをオススメします。
最初はこの「どんな風にしたい」「どこまで修正するのか」ということを意識できなかったり、意識しようとしてもできなかったりします。最初は難しいですが「落とし所を見つける練習」も兼ねて添削に臨みましょう。
これは複数人に添削をお願いする場合でも、一人にお願いする場合でも大切な事だと思います。

意見をいただく人に複数人から意見をもらうことを説明しよう

自分でまとめる力、咀嚼する力がついたら「新しい視点」を得るために、複数人から意見をもらうことを検討してみるのもいいと思います。その時は添削してもらう人全員に他の人からも添削をもらうことを伝え、修正後になぜそう修正したのかということを伝えるのがスムーズに行くのではないでしょうか。

もし伝えてないと、「ここ、修正したほうが良いと伝えたのに変わってない…」「指摘していないところが意図しないように変わっている」などもしかすると相手が不快な思いをすることがあるかもしれません。

添削を反映して修正したあとは「この部分は他の人にも意見をいただき、自分も○○だと考えたので、このように修正しました」など、なぜそうしたのかという意図を送れば添削してくださった方も不快にはならないでしょうし、むしろ新しい気づきを得られるので喜ばれるのではないでしょうか。意見が違っていてもまたひとつの気づきになることは間違いないと思います。

添削にも疑問を持とう

もらった添削結果を鵜呑みにせずに、なぜこの添削があるのか?ということを考えてみましょう。考えもなしに修正することもできますが、納得するまで添削した理由を聞いてみてください。そして自分で納得して修正に入りましょう。納得できないなら「〇〇という理由で自分がしたデザインのほうが良い」と意見してみてください。

ここでの意見交換はとてもいい成長の機会になると思います。「なんとなく、これのほうがいいでしょう」という納得できない理由は深く深く聞いてみるのをおすすめします。

まとめ

デザイン添削はする方も、される方も新たな気づきを得られる場だと思います。デザイン添削を通して、制作物をより良くするために制作物のゴール(目標)をきちんと持つこと、落とし所を自分で考えること、まとめ上げることを意識すると良いと思います。1対1であっても、複数人から受ける場合であってもそれは変わらないと思います。

ぜひ一歩踏み出して、デザイン添削をしてもらう、そしてもう一歩踏み込んだデザイン添削をしてもらうことを心がけてみてください。

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この記事を書いた人

インハウスデザイナーとして奮闘している昭和生まれ。日々精進・日々勉強をモットーに、制作人生を謳歌しています。いまはサービスつくってみたい!という衝動に駆られています。

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