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言われるうちが華だと改めて思ったし、何を言っていいのかのボーダーラインは必要

こんにちは、さおり(@iropon30)です。今日は「生娘をシャブ漬け戦略」発言で思ったこと、感じたことを書いていければと思います。また、指摘してもらえるということ・どこで何を言うかのボーダーラインを持つべきだと思ったことを事例をあげながら書いていければとおもいます。

BUSINESS INSIDER JAPAN
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目次

発言について思うこと

生娘をシャブ漬け戦略」言い方はどうであれ、中毒になるくらい好きになってほしいと思っていたのかなと思います。自社の商品を中毒になるくらい好きになってほしい。言い方も、言う場所も、言っている人の立場もすべてよくなくて、このように話題になっているのかなと思います。

言い方

これが「自社の商品を中毒になるくらい好きになってほしい」と言っていたらこんなに話題にならなかったのではないでしょうか。また、「生娘」というワードもあまり良くないですよね。「ターゲットは上京したての女性で、年齢は22歳を想定」くらいに抑えとけば良かったのかなと。

講義の中の言葉だったとのことで、印象に残るようなことを言いたかったのかなというのもあると思います。いつの時代も言っていい言葉ではないですが、現在の世論としてジェンダー問題は注目されやすい内容です。森喜朗さんの「女性が多い理事会は…」発言は世界に知られ、辞意を表明したことは記憶に新しいと思います。

明日は我が身ではないですが、そういう気持ちを持つのは大事だなと思いました。

言う場所

「デジタル時代のマーケティング総合講座」という教育機関が提供している講座で言ったことも、大きな話題になったひとつの要因ではないでしょうか。

このような言葉を言ってはいけないのは重々承知ではありますが、クローズドな場かつ、信頼できる人との場・共通認識の言葉で言われたのであれば、話題や問題になることはなかったのかなと思います。言葉を選んだほうが良いことに変わりはありませんが。

講義ですから印象に残ってほしい、考えてほしい本質があると思います。その本質をどうやって受講生に伝えるかが、マーケティングのひとつな気がしていて。どう言葉を切り取るか、どう伝えるか、どういう場所なのかを考えたのであればマーケティングのプロ、講師であるならば出ない言葉だったかなと思います。

言っている人の立場

東証一部上場企業の常務取締役が言われていたようで。社内でこのような言葉を使う文化があるのでは?と思われても仕方ないのではないかなと感じます。全く同じ言葉でなくても、社外であのような言葉を使える方なので、社内でも少なからず相手が疑問に思う言葉を使われてたり、行動があったりするのではないでしょうか。(疑問に思わない社風なのかもしれませんが)

立場があるときはもちろん、大人になったら誰も指摘してくれず、自分の知らないところで信用が失われていくことが多い気がします。年齢が上がっても、どんな立場であっても、指摘していただけるような人でありたいなと思います。

指摘してもらえるということ

年齢を重ねると、誰も指摘してくれない・自分の知らないところで信用が失われるということは少なくないと思っていて。
前の会社に所属しているときに先輩から「指摘してもらえるような人になれ」とも言われてました。(疑問に思ったことをその先輩に指摘しにくかったことはナイショ)

相手が私に指摘しないことを選ぶとき、大きくは「立場上言わない」か「言っても変わらない」、「言わなくても気づいてほしい」のどれかだと思っています。

言わなくても気づいてほしい」は、ここは指摘せずに自分の力で気づくとまた私が変われるんじゃないか?と思う「期待して指摘しない」ことだと思います。最終的には指摘というより、振り返りの場があるとなお良いかなと思います。私も先輩からしていただいたし、私も後輩にしたりします。

立場上言わない」は、相手の立場が上だったり、上下関係なく関係性を築けてない人には言えないのかなと思います。あまり関わり合いのない人であればそれでいいかもしれませんが、なにか同じ目標に向かって進んでいるチーム内とかでは、立場関係なく疑問に感じたことは言ってほしいし、私も言えるようになりたいなと思います。
そう考えると疑問に思ったことを言える場づくりも大切だと感じました。

最後に「言っても変わらない」これが私の中で悲しい指摘されない原因だと思っています。こういう事を言っても、相手は何も変わらないし、指摘するだけ無駄だと思われていること。どんどん信用だけ失われていく状況。ひとりよがりの意見の場合もあるかもしれませんが、この事を指摘する労力をとるより、自分がしたほうが、自分が我慢したほうがと思われたら辛いなと。

どこで何を言うかということ

少し前、人事の方の発言(Twitter)が2件ほど燃えていました。ひとつは「採用は採ってはいけない人を見極める仕事」、もうひとつは「給料で会社を選ぶ人と働きたくない」という発言。

どちらも発言する場所を選んだり、自分の思うこととしてとどめておくのであればそんなにおかしなことは言っていないと思っています。

どちらもTwitterで、不特定多数の人が見る媒体で、社名を出し、140文字という制約がある中で発言してしまったことが問題あるのかなと思います。

採用は採ってはいけない人を見極める仕事

採用は「採用は採ってはいけない人を見極める仕事」も業務の一部だと思います。他社で実力を発揮していた社風にあわない人を採用してしまい、会社から人がどんどんやめ、合わない人も実力を発揮できず部署が衰退した…という話を聞いたことがあります。「採ってはいけない人=落ちこぼれ」のような意味にとられがちですが、そうでは無いと思います。

ASAYANでCHEMISTRYが誕生したボーカリストデュオオーディションで、EXILEのATSUSHIもファイナリストでしたが、一番最初に落選しました。理由は「歌がうますぎるから」。デュオで輝くふたりを見つけるということでやられていたオーディション。落選は悲しいことだけど、「歌がうますぎる」「ソロならATSUSHI」と言われたのは自信につながるのではないでしょうか。

ただ、「採用は採ってはいけない人を見極める仕事」と公の場でどんな風に読み取れるか想像できない人が人事をされている会社ということは、沢山の人の記憶に刻まれたのではないかなと思います。明日は我が身、私も発言には気をつけなければと思います。

給料で会社を選ぶ人と働きたくない

こちらの発言もいろんな解釈がとれると思っていて。「給料あまり出せないけど、働けと言っているんですね」のような切り取られ方をしている人がいましたが、たぶんそうじゃないよねと。

自分たちが思いを持って働いている、会社でこういうことがしたい、こういうことが自分にはできる!ということをアピールせずに「で、給料はいくらもらえますか?」という人が立て続けに面接にきたら…上記のような発言をしてしまうことも、わからないでもないかなと思います。

「給料いっぱいもらえるから、A社に行くぞ!」という人よりも、「自分の脳力を伸ばしたい、自分の持っているスキルでA社のこういうところに貢献できる、給料はたくさん欲しいです!いくらですか?」だと受け取り手の印象も違うのかなと思います。

あと、全部想像の話ですが、ここからは個人的な体験をもとにもっと想像を。もしかすると発言された方にも「こんなに仕事しているのに、給料があまりもらえない」という不満があるのかなと。会社は「権利の主張をするな!」とか言っている…かもしれないなと。こんなに働いているのに、思っていることが言えない。だけど面接に来る人は思っていることを言っている。苦しい、吐き出したい、と思ったのかもしれないですよね。だから、会社もツイートを消させないのかもなと。「権利の主張をするな」ということを受け入れている子が、その事を社外に言って、不評だから消してと言われたら、今まで自分が言われてきたことは間違いだったの?と思われても嫌だし…とか思うのかなぁと。全部妄想ですが、そういう会社なのかもしれないなということは私の記憶に残っていくかもしれないなと思いました。

まとめ

今日は「生娘をシャブ漬け戦略」発言で思ったことや感じたこと。また、指摘してもらえるということ、どこで何を言うかを改めてきちんと考えなければいけないなと思いました。

いつまでも指摘してもらえる人や場作りを意識して、これからも頑張っていければと思いました。

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この記事を書いた人

インハウスデザイナーとして奮闘している昭和生まれ。日々精進・日々勉強をモットーに、制作人生を謳歌しています。いまはサービスつくってみたい!という衝動に駆られています。

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